伊勢・志摩・鳥羽の話(1日目)

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伊勢市の駅を降りて商店の並ぶ通りを5分程歩くと伊勢神宮の外宮に着く。伊勢市には名古屋からJRまたは近鉄に乗って2時間弱で着き、新幹線に乗れば東京からこれまた2時間弱で名古屋に着く。江戸時代東京からは15日程の旅程だったというお陰参りは今や早ければ3時間強で出来てしまう。だいたいそんな感じで着いた夏の伊勢神宮はやたら暑かった。それは伊勢神宮の暑さというより日本の暑さだった。日本の暑さというのは、とにかく湿気がすごくてまとわりつく暑さだということだ。これは東京でも全く同じく感じられるものだ。でも高原とか北の方とかではこういう感じの暑さが全くないところもあるかもしれない。だから日本の暑さとまとめるには例外が多数ある可能性はあるが気にせず話を進める。実は伊勢神宮は、境内に入り鳥居をくぐると木々に覆われていて日差しが遮られるので体感でも数度下がることがわかるくらいに涼しさを演出してくれる構造となっているが、結局日本の暑さにより湿気が全身にまとわりつくので、汗が全く引かず服は体にひっつきっぱなしだった。

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境内には正宮と呼ばれる中心お社と別宮と呼ばれる4つのお社とがある。まず正宮でお参りした後、別宮の多賀宮というところにお参りをした。正宮は個人的なお祈りをするところではなく神様に感謝するところであって、別宮は個人的なお祈りを請け負ってくれるらしい。

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お参りして境内を周った後で入り口近くに戻りせんぐう館というところに行った。せんぐう館は伊勢神宮の歴史や文化について学べる最近できた博物館であり、空調が効いてて涼しくとても良かった。伊勢神宮の歴史や文化について学べるだけのところだったら日本の暑さのせいで全く何も頭に入らなかっただろうが、空調の効きのおかげでじっくり鑑賞することができたので空調の効きは重要である。伊勢神宮についていくらか学んだことを記しておくと、今いる外宮と次に行こうとしている内宮が一般的に伊勢神宮と呼ばれているけど、そもそも伊勢神宮とは広義には三重県にある125の宮社のことを指しているらしい。内宮では太陽を象徴している日本の総氏神天照大御神が祀られており、ここ外宮では衣食住の神様の豊受大御神が祀られている。天照大御神が一人でご飯食べるのも寂しいなぁということで豊受大御神を呼んできたらしい、たぶん二人は食事友達とかそんな感じだと思う。あと豊受大御神天照大御神のお食事を司る御食津神とのことなので、食事友達兼ウェイター長とかそんな感じだと思う。全く適当なことを言っているかもしれない。あとこのせんぐう館の遷宮というのは20年に一度というペースで伊勢神宮はお社の建て替えを行っていてそのことを指す。職人さんがのみやかんなで木を削り新たなお社を組み立てていくムービーが流れていて、それに見入っていると時間がいくらあっても足りない。

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だいたいのところで切り上げて、外に出てバスに乗って今度は内宮に向かう。内宮は実は最近の式年遷宮の年、すなわち2013年にも来た。ここでも正宮と別宮の荒祭宮というところにお参りした。 

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そのあとお土産屋さんや食事処が立ち並ぶ、内宮の門前町のおはらい町というところに行って昼食をとることにした。おはらい町の中心にはおかげ横丁という通りがあり、そこの豚捨というお店で牛丼とコロッケを食べた。牛丼は甘辛で大変美味しかった。

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お昼を食べたあとまたバスに乗り、電車に乗ろうと駅に向かった。宇治山田駅で降りようとしたら、ああここはブラタモリでやっていた駅だと思い出した。

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志摩横山駅に向かうために鈍行を待つ。本日最後の目当ては横山展望台である。そもそも今回伊勢に行こうと思ったのは、以前ブラタモリで志摩の回があり冒頭展望台に登ってリアス式海岸の景色を一望していたのを見てずっと行ってみたい思っていたからである。しかもこの時間であれば、ちょうど夕日の沈む英虞湾の景色を見れるんじゃないかと思っていた。電車に乗り1時間くらい、16時頃志摩横山駅に着く。展望台へは車で5分くらいで到着するらしいが、車を持ち合わせていないので歩きで向かう。40分くらいかかるとのことである。とりあえず歩く。人はほとんどいない。引き続きとても暑い。日差しを遮る木々もない。ひたすら歩き続ける。たまに車が横を通る。平坦かつ多少の勾配のある道を登り続けた。30分程歩いたら看板が見えた。

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ただここからがさらにキツくて、傾斜が急になる木の生い茂る道を10分くらい登ることになる。暑さがピークで汗がとんでもなく吹き出しリュックの背負い紐までぐしょぐしょになる。脱水症状で倒れたらやだなとか思いながら歩いていると黒い蝶々がスッと現れ、ひらひら前を飛んで行って先導してくれた。導きの末、ようやく登った先の左手にスロープ、まっすぐ行くと階段があって、階段がさらに急だったのでスロープから登ることにしたが、もちろんその分歩く量は大幅に増えることとなって、これはこれでキツイなと思いつつもようやくゴールにたどり着いた。ちょっと靄がかっていて夕陽は後方に沈んでいた気がするが、とりあえず目指していた景色を見ることができた。

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帰りは同じ道を逆にたどってホテルに向かい1日目を終えた。